11%が受験当日に体調不良、学力による意識の違いも
大学受験前に体調を崩したことがある人は28%、また、試験当日に体調が悪かった人は11%にのぼること..........≪続きを読む≫
大学受験前に体調を崩したことがある人は28%、また、試験当日に体調が悪かった人は11%にのぼることが、トレンド総研の「受験生の体調管理」に関する意識調査より明らかになった。
レポートでは、具体的な体調管理方法なども紹介している。
同調査は、難関大学に在籍している大学生200名とその他の大学に在籍している現役大学生200名の計400名を対象に大学受験時の体調管理についてインターネット調査を実施した。
調査期間は、11月30日~2012年12月3日。
大学受験前(入試1か月前~入試前日)に体調を崩したことはあるかどうかについて、「ある」と回答した人は28%にのぼった。
また、「試験当日に体調が悪かった」という人は11%だった。
難関大学に在籍している「難関大生」と、「その他の一般大学生」のそれぞれに、受験時に行っていた体調管理の方法について聞いてみたところ、「十分な睡眠をとるようにした」(難関大生:87%、その他の一般大学生:81%)、「バランスの良い食事を心がけた」(難関大生:68%、その他の一般大学生:61%)、「外出する時はマスクを着用した」(難関大生:46%、その他の一般大学生:39%)と、3つの項目いずれにおいても、「難関大生」が「その他の一般大学生」を上回り、「難関大生」ほど体調管理に力を入れる傾向にある。
難関大生に「試験当日の体調は、集中力に影響すると思うか?」という質問をしたところ、96%が「そう思う」と回答。
また「受験期でもっとも重視すべきことは体調管理だと思うか?」という質問にも、69%が「そう思う」と答えた。
難関大学に合格した大学生たちの多くが、体調管理を重視している。
難関大生に具体的な体調管理方法を聞いたところ、「夜更かしをしないで、朝型の生活を心がけた。(24歳男性・京都大学)」「タオルを濡らして置いておき、部屋の湿度を保った。(25歳男性・東京理科大学)」「外出時は、カイロを貼って、身体を冷やさないようにした。(23 歳女性・立命館大学)」という意見があった。
受験生の体調管理について、教育学者の陰山英男氏は「まずは、からだを冷さないということが重要。
空気をあたためるのではなく、体をあたためることに意識を向けるべき。
また、生活リズムを整えることも大切であり、そのためには、食事と睡眠の時間を計画的に確保していくことが重要。」という。
立命館大も難関大だな