習熟度別クラスに分かれていた。
上から順に並べると、
創駿会
SSクラス
S1クラス
S2クラス
A1クラス
A2クラス
などとランク分けされていた。
当時は、入塾テストなどがあったが、俺の時で既にほぼ全入。
俺の3歳上あたりはまだまだ入塾テスト不合格者が大量にいたようだ。
年に数回ある馬淵公開テストで2回連続、偏差値58以上ならSSクラスに希望すりゃ入れたもんだ。
SSと言っても入るだけならレベルは低い。
参考として
馬淵公開テストは洛南3類Bの専願偏差値が65だったな。
洛南3類B併願が偏差値68
偏差値66くらいで成績優秀者として冊子に名前と在籍中学名が掲載される。
中2で既に因数分解や二次関数を習うクラスだ、ここは。
このようにペーパーテストの成績でランク分けして、中学生から既に選民思想を植え付けられていた。
SSクラスの人間は、中学教師を見下していた。
S1クラスの人間も中学教師を見下していたが、公務員(教員)以上の待遇のとこに就職出来た奴が果たしてどれくらいるのだろうか?
馬淵生は就活失敗組の馬淵の講師を神扱いして、教員採用試験に正規で採用された中学教師は糞認定するのが王道コースだったな。
ちょっと考えたら、公務員である中学教師のほうが遥かに安定しているんだよな。
教員採用試験に落ちた人間が止むを得ず塾講師になる。
SSクラスのメンバーの大学の平均進学先は神戸大か大阪市大あたりで、創駿会なら平均進学先は京大工学部だろう。
人生で苦労してるのはやはり、SSクラスとかS1クラスの中途半端に勉強が出来た人間だな。
S1のメイン進学先は関関同立。
そして、やはり就活でも苦労することになるのも、この中途半端な層のSSやS1の人間。
S2レベルになると、もはや産近甲龍あたりに行ければいいほうである。
週末明けの月曜日には、学習塾のチラシがたくさん配達される。
華やかな進学実績がたくさん掲載されているが、中学卒業後から9年弱ほど経つと、人生は甘くないと痛感させられる。
中学時代にちょっと勉強出来ても、その後の人生はね。。。
更に、60歳ないし65歳の定年まで健康に勤め上げるのも至難の業なんだろうと容易に予想される。
俺のこれからの人生も幾多の困難が?
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学習塾、馬淵教室卒業生の現在とは!?
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