ネイル『はああああああああああああああ!』
フリーザ『ほう、これは凄い。月収14万まで上がりましたよ。』
フリーザ『なるほど、確かにこれまでの秋葉のニートとは違うようですね。驚きました。素晴らしい月収です。流石は長時間労働している派遣社員です。』
フリーザ『参考までにこれからあなたが煽ろうとしているこの私の月収をお教えいたしましょうか。』
フリーザ『一部上場企業正社員の平均月収は40万です。ですがもちろん新入社員はこの半分くらいしか貰えませんからご心配なく。』
フリーザ『勘違いしているようだな。今言ったのが年収だと思ったのか?』
ピッコロ『何?』
フリーザ『貴様は正社員が毎年昇給していくことを知らんだろう?貴様にも与えてやるぞ。ニート達と同じ正社員に対する恐怖を。』
ピッコロ『昇給だと? 何それ?』
フリーザ『よし、先に絶望感を与えてやろう。どうしようもない絶望感をな。』
フリーザ『正社員は年に2回、夏と冬に賞与というものが貰える。これが大体年収の半年分に相当する。その意味がわかるな?』
ピッコロ『な、なんだと?』
ベジータ・クリリン『な、なんだって? あいつ、今なんて言った?』
悟飯『せ、正社員は1年働くと1年半分の給料が貰える?』
フリーザ『これによって、一部上場企業正社員の平均年収は700万円以上に達するのだ!』
ベジータ『いいか! 貴様もわかっただろう? 俺達フリーターは奴ら正社員の半分の年収すらないことを! さっさとお前は就職活動するんだ! 新卒カードを手放すと意味はない! 今すぐ就活するんだ!』
ベジータ『早くしろ! 大学を卒業する前に!』
クリリン『べ、別に就活は卒業してからでも』
ベジータ『いいことを教えてやろう。最近まで近畿大学が学生の就活支援のために書いていたコメントが過激過ぎて削除された。それによると、新卒で就職しそこなうと欠陥品と見なされどの企業も相手にしてくれないそうだ。』
クリリン『い、いくら就職課だからって欠陥品は酷いな。も、もうすぐアベノミクスで景気も回復する頃だし。』
ベジータ『日本の民間企業は未だに新卒至上主義だ! いくら好景気でも既卒では正社員として就職出来ん!』
フリーザ『ようし、くっくっく。今までの件だけでも皆さんを絶望させるのは簡単でしたが最後に死よりも恐ろしい年金問題というものをご説明いたしましょう。』
ベジータ『ピク』
クリリン『な、なんだって。 年金がなんだって?』
フリーザ『フリーターが入る国民年金では満額納めても月に6万しか貰えません。正社員が入る厚生年金では月20万近く貰えるのです! つまり、正社員だと老後は働かなくても月20万近く貰えるのです!』
ピッコロ・悟飯・ベジータ『!!』
ドン! ビキィィィィィ!(フロントガラスがへこんで割れる音) グモッ、チュィィィィィィィィィン
悟飯『二、ニート君-----------ッ!』
ピッコロ『ぜ、絶望のあまりに・・・秋葉原駅で山手線に飛び込みやがった。。。』
フリーザ『年金未納者はその6万すら老後には貰えない。』
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フリーザ様に学ぶフリーター問題
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